親子の信頼関係構築に必要な傾聴力とは

チャイルドコーチング

なぜ親は早く話を終わらせたいと思うのか

問題が深刻であればあるほど、子供の話を時間を聞くのが難しい理由に「子供の辛い姿は見たくない」という親の当然の心理があるのではないでしょうか。

子供には笑顔で日々を送って欲しいというのが親の願いです。

でも自分のことを振り返っても、楽しいことばかりではなかったのではないでしょうか?
自分はそんな時、親にどうして欲しかったでしょうか。

例えば、「前向きに考えて見たら」「気にしない方がいいよ」と言われれば、解決したでしょうか?
こういったアドバイス的な言葉は、一見「愛」のように思いますが、本当にそうでしょうか。

そもそも、感情を知らなかった幼い子供に感情を教えて来たのは親自身。

泣けば、「怖かったんだね、びっくりしたね」など感情を受け止めてもらえていたはず。
それが、感情が複雑に成長した途端「そんな風に思ってはだめ」と否定されるとしたら、子供が戸惑い混乱するでしょうし、ショックを受けることもあるでしょう。

でも、親としては子供の辛い姿を知りたくないと思ってしまう気持ちも分かります。

そんな時は次のことを考えて見て下さい。

  • 話すこと自体が子供のセラピーになっているので、聞くことで子供の助けをしている。
  • 人には自分で問題を解決する潜在能力があるのだから子供自身が解決できる。
  • 子供が「辛い感情」を訴えても親(聞き手)に問題を解決してもらおうとは思っていないことが多い。

学校で男の子同士のトラブルがありました。

くすぐられ、くすぐる立場のそれぞれの男の子がいました。やめてとも嫌だとも言われなかったし、くすぐられる方の子はくすぐられると宇宙語を話すというようなことをしていたそうです。遊んでいる認識だったそうです。

が、ある日、担任の先生の所にくすぐられている男の子のお母さんからメールが届きました。
息子がくすぐられて嫌がっている。。。と。

担任の先生はすぐさまくすぐっていた男の子を呼び出しました。そして、こういうことをしたのか?ダメだろう。というように叱ったそうです。子供からしたら、先生とは無条件に緊張し圧力を感じる存在。状況は説明できなかったそうです。先生にこそ、子供との信頼関係を築いて頂き、本人同士の話を聞くと同時に周りへのヒアリングも実施するなどの手間をかけて頂きたいと思います。

そういうことのできている学校は問題が深刻化せず、学校が健康体であるように思えます。
親が出てきたから、そちらを鵜呑みにするのでは、子供からの信頼がガタ落ちでしょうし、どうせ先生に話しても信じてもらえない、という具合になってしまい、真相がうやむやなまま言ったもの勝ちという結果になってしまうような気がします。

時間をかけて聞く

色々な効果的なリスニング・テクニックを駆使したとしても、聞くことに、親に十分な時間を取ってもらえないと、子供は「話を聞いてもらえた」とは感じにくいようです。

大人と違い、子供は初めから理論立てて話すことは難しい。
考えながら、時に脱線しながら、「話す」ということで、「思考」を整理していくのです。
話している間に、新しい興味が湧いたり、気持ちを思い出したりと色々な現象が起こっているのです。

また、子供が途中で会話の内容を変えたり、沈黙が続いたりしても、待ってあげて下さい。
子供は自分でも気づかない気持ちに向き合っているのかもしれません。
答えは出ていても、気恥ずかしさから話題をそらしたりすることもあるのです。

大人向けのコーチングも長い時間をかけて行うもの。
短時間で結果が得られないのはある意味当たり前なのです。
一度で無理なら何度も時間をかけてお子さんの感情を少しずつ明らかにしていきましょう。

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